65周年記念ツアー真っ最中!「吉本新喜劇」座長アキ&千葉公平インタビュー
7月の東京公演を皮切りに、65周年記念ツアー真っただ中の吉本新喜劇。2022年から間寛平がゼネラルマネージャーに就任。吉本新喜劇座員総選挙など新しい企画を取り入れながら、新たなスターを生み出し続けている。 TVガイドでは、吉本新喜劇座員総選挙で3連覇を達成した座長のアキと、20年の加入から躍進し続ける千葉公平の独占取材を敢行。発売中の「週刊TVガイド10/18号」では和気あいあいとした対談を、Web版では吉本新喜劇に対する2人の熱い思いを聞いた。
――お二人で取材を受けるのは初めてだそうですね。 千葉 「そうなんです。だから、すごく新鮮です」 アキ 「千葉とは、ルミネ(the よしもと)で活動していた時からの長い付き合いなんです。けど、2人だけで真面目に話したり、写真を撮ったりしたことは今までなかったもんな?」 千葉 「僕、アキさんの相方・ケンさん(水玉れっぷう隊)と仲が良くて。東京で活動していた頃、ケンさんとは一緒にパチンコへ行って写真を撮ったりしていましたが、今日はちゃんと仕事としてアキさんと撮れてよかったです(笑)」
――アキさんは14年に、千葉さんは20年に東京から大阪へ活動拠点を移して新喜劇に加入されました。特にアキさん、千葉さんが新喜劇に加入されたのは驚いたんじゃないですか? アキ 「びっくりしました。千葉が当時、新喜劇や芝居について話しているのを聞いたことがなくて。『THE EMPTY STAGE』(注:台本や小道具を持たずに行う即興のエンタテインメントステージ)で一緒にやったりはしていたんですけど、どちらかと言えば即興的な芸が好きなんかなと思うてたから、え、新喜劇に興味あったん? って思った。なんで入ろうと思ったん?」 千葉 「ルミネにいた頃、石田(靖)さんや寛平さん、キム兄さん(木村祐一)…いろんな新喜劇の班に出演していたので、経験はあったんです。今後についてどうしようかなと考える中、経験で培ったことを生かしていきたいなと思った時、ふと脳裏に新喜劇で見た寛平さんと(池乃)めだか師匠の絡みが最初に浮かんだんですよ」 アキ 「それ、猿と猫のやりとり?」 千葉 「服の中にどんどん物を入れていくやつです。25分間、2人だけでそのくだりをやって、ドカンドカンとウケていたんですよ。2人ともまあまあなお年なのにすごいなって。自分が同じくらいの年齢になった時、同じように笑いが取れているのかなと考えて。この人たちを生んだ大阪の新喜劇ってどういうところなんだろうと興味を持って入ったんです」