希望しかない! 海外でプレーする10代の日本人選手(7)ついにレギュラー! 降格危機のクラブで奮闘
現在は日本代表の大半を欧州組が占めており、海外クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。
MF:永田滉太朗(ながた・こうたろう) 生年月日:2005年6月17日(19歳) 所属クラブ:UDオリヴェイレンセ(ポルトガル) 24/25リーグ成績:11試合1得点0アシスト 2022年11月に横浜FCのオーナー会社がUDオリヴェイレンセ(現在ポルトガル2部リーグ所属)の経営権を取得したことで、同クラブから元日本代表FW三浦知良を筆頭に多くの日本人選手が期限付き移籍している。 今季も5人の日本人選手がプレーしており、その中で最も多くの出場機会を得ているのが19歳の永田滉太朗だ。所属元である横浜FCのトップチームでは、2022年シーズンの天皇杯1試合のみの出場に留まっているが、今季のオリヴェイレンセでは11月からレギュラーに定着。12月29日に行われたマルティモ戦では待望の初ゴールを記録した。 永田の決勝点で勝利を収めたオリヴェイレンセだが、これが今季の2勝目で、17試合を消化した時点で勝ち点「9」とダントツの最下位。順位がひとつ上のポルトBが得失点差-8に対して、オリヴェイレンセは-21とかなり厳しい状況に置かれている。ただ、シーズンは残り約半分が残されており、2部に残留するためにはレギュラー格である永田の活躍が必須だろう。
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