北方領土問題、肌で感じた思い発表 福島市で青少年派遣団が報告会
北方領土返還要求運動福島県民会議の青少年派遣団による報告会は23日、福島市のキョウワグループ・テルサホール(福島テルサ)で開かれた。派遣団に参加した生徒が視察を通じて学んだことや、領土問題への思いを語った。 約40人が出席し、いずれも学法石川高1年の根本芽依さん、曲山颯紀さん、武山桃子さん、角田倫香さん、高木風香さんが登壇した。実際に北方領土を眺めたり、元島民2世の講話を聞いたりして学んだ成果を発表した。対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を使って制作した画像や、新聞記事から得た情報も交えて紹介した。 生徒らは「できることは限られるが、自分たち若い世代が返還要求運動を発信したい」「問題解決へ、日本とロシアが相互理解していく道もあるのではないか」などと総括した。 北方領土に関するクイズや、グループディスカッションもあった。 派遣団は昨年7月26日から29日までの日程で、北海道根室市や標津町などを巡った。