会社の先輩から「20代から投資を始めたほうがいい」と言われました。みんなはどんな投資にいくらくらい掛けているのでしょうか?
将来を見据えて、若いうちから投資を始める人が増えています。早くから投資を始めることで、複利効果によって利益が拡大する可能性があります。 しかし、周囲の人がどのような投資にいくら使っているのか気になるでしょう。本記事では、20代から投資を始めている人の割合や人気商品、投資額などについて解説します。20代での投資を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
20代の約3割が投資を始めている
マネックス証券の「資産運用に関する調査」によると、20代から投資を始めた人の割合は27%でした。調査結果の詳細は、図表1のとおりです。 【図表1】
※マネックス証券の調査結果をもとに筆者が作成 20代は、30代に次いで資産運用を始める人が多いです。このことから、多くの人が若いうちから資産運用をスタートしていることが分かります。
20代に人気の投資商品
楽天証券の調査によると、20代で投資デビューする際に人気の高い商品は、次のとおりです。 1.投資信託 2.国内株 3.米国株 同調査によれば、各商品の平均投資額は以下のとおりです。 ●投資信託(積立):2万9850円 ●投資信託(スポット):12万9359円 ●国内株式(現物):24万440円 ●米国株式:17万3212円 投資信託は、NISAを活用した投資信託積立の人気が高いです。NISAを利用することで、運用益が非課税となり、効率的な資産形成が期待できます。 ■人気の投資信託は「国内不動産投信(Jリート)」 一般社団法人投資信託協会の「2023年(令和5年)調査結果(投資信託全般)」によると、投資信託の平均購入額で最も多いのは、国内不動産投信(Jリート)で、341.7万円です。平均購入額の上位5つは、図表2のとおりです。 【図表2】
※一般社団法人投資信託協会「2023年(令和5年)調査結果(投資信託全般)」を参考に筆者が作成 人気の投資信託を選んだからといって必ずしも利益が出るとは限りませんが、投資信託選びの参考にしてください。