都内の公立小中の不登校、過去最多3万人超 高校も5千人超で最多に
東京都内の公立小中学校で不登校の児童・生徒数が2023年度、3万1726人に上り、都道府県別の公表を始めた08年度以降で最多を更新した。都教育委員会などが10月31日、発表した。 小学校で1万3275人(22年度比2580人増)、中学校1万8451人(同2234人増)。全日制・定時制高校は計5333人(同1402人増)で、都によると比較可能な11年度以降で最多だった。 データは文部科学省が全国の学校を対象に毎年行う「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によるもので、都内の公立学校分を都教委がとりまとめて公表した。年度内に30日以上登校しなかった児童・生徒を「長期欠席」と定義し、このうち心理的・情緒的要因などで登校できない場合などを「不登校」としている。
朝日新聞社