【ガーデニング】夏の庭を爽やかに彩る<暑さに強い宿根草6選>失敗しない宿根草の育て方も
温暖化のいま知っておきたい「失敗しない宿根草の育て方」
●水はけや風通しをよくする 宿根草はジメジメした土壌よりやや乾きぎみの場所を好みます。土にパーライトを混ぜると水はけがよくなるのでオススメ。土を盛り上げたやや高めの花壇も水はけに効果的です。 株元が蒸れると弱ってしまうので、地面近くの葉は取り除き、空気の流れをよくしましょう。 ●水やりは涼しい時間帯に 気温が高いときに水やりすると、水がお湯のようになり根を傷めます。夏は朝夕の涼しい時間帯に水を与えるのが鉄則。 植え付け直後のみこまめに水を与え、しっかり根付いたら夏でも週1~2回程度にします。土が乾いたらタップリと、メリハリのある水やりを心がけましょう。 ●肥料は控えめにする 宿根草は本来性質が強く、自然の野山のように肥沃でない場所でも生育可能。肥料がなくて枯れてしまうことはありません。 多肥が原因でかえって軟弱な株になることも。肥料を控えめにして、夏の暑さもラクラクと乗り越えるタフな株に育てましょう。
温暖化もへっちゃらな宿根草で夏の庭をクールに演出
強い日差しに照らされて、ほとんどの植物が弱ってしまう日本の夏。そんなときに重宝するのが、暑さや乾燥に強い宿根草です。 日本の気候に合った品種を選んで、夏の庭をクールに彩ってみませんか。
【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?
さいごに、多年草・一年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。 ・一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物 ・多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある ・宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物
上園 美佳