1日8時間労働は健康に悪影響?「週5日32時間労働」のススメ
テクノロジーがもたらす未来の働き方
全米自動車労働組合(United Auto Workers)が当初、週32時間労働を契約案に盛り込んだ背景には、オートメーションが進化すれば労働者の仕事量を減らすことができるという思いがありました。 労働時間を減らして人々を労働から解放してくれるというのは、AIやオートメーションについて長い間言われてきたことでした。 「100年以内には(2030年にあたる)、人々は週15時間しか働かなくてよくなる」と経済学者ジョン・メイナード・ケインズが1930年に予測したのをご存じの方もいるでしょう。 この予測が大きく外れた理由はいくつもあります(ケインズ自身、長時間労働を続け、文字どおり死ぬほど働いたと言われている)。 とはいえ、週15時間労働がすぐに実現することはないとしても、週32時間労働への移行は、燃え尽き症候群や不満など、雇用主がここ数年間解決できずにきた課題に対する有効な解決策へのステップになるでしょう。 ──2023年12月12日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:永木久美/OCiETe Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2023 Mansueto Ventures LLC.
ライフハッカー・ジャパン編集部