侍ジャパンの遊撃は最激戦区…矢野雅哉、長岡秀樹など「WBC狙う好素材」がズラリ
最多安打を獲得した巧打者
今季最多安打のタイトルを獲得した長岡秀樹(ヤクルト)も国際大会で見たい選手だ。23年は規定打席に到達した選手の中でリーグワーストの打率.227だったが、昨年は打率.288と大幅にアップ。安打数も101本から163本と一気に増えた。近本光司(阪神)、秋山翔吾(広島)と実績ある選手たちとの争いを制し、自身初の個人タイトルをつかんだことが大きな自信になるだろう。遊撃でベストナインにも選出され、さらなる飛躍が期待される。 遊撃は他にも将来を嘱望される人材がそろっている。昨年は攻守で試行錯誤したが、新人の23年に遊撃の定位置をつかんだ門脇誠(巨人)、レギュラーシーズン3位から日本一の下克上を果たしたDeNAでCS、日本シリーズでの活躍が光った森敬斗も身体能力が高く、一気に突き抜ける可能性を秘めている。さらに、「アマチュア球界No.1遊撃手」と形容され、ドラフト1位で5球団が競合した宗山塁(楽天)も新人の今年から即戦力で活躍が期待される逸材だ。2年後のWBCに向け、ショートストップの活躍が注目される。 写真=BBM
週刊ベースボール