ギルマイがさいたまクリテリウム優勝 カヴェンディッシュは引退明言せず
【AFP=時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(2024 Tour de France Saitama Criterium)が2日、さいたま市で行われ、アンテルマルシェ・ワンティ(Intermarche Wanty)のビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay、エリトリア)が優勝を果たした。 【写真9枚】今年のさいたまクリテリウムの様子 激しい雨のレースは残り3キロ付近で、9月に最多タイとなる4回目のブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)制覇を果たしたレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が仕掛けたが、ツールでアフリカ出身選手として初めてポイント賞のマイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)を獲得したギルマイが、ゴール前で追い抜いて優勝を飾った。 アスタナ・カザフスタン・チーム(Astana Qazaqstan Team)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が3位、アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)のジャスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen、ベルギー)が4位に入った。 ツールで史上最多となるステージ35勝を挙げているカヴェンディッシュは、来週シンガポールで行われる大会が現役最終戦となる予定だが、今後については明言を避け、「僕はここ埼玉にいる」とコメント。「ここにいるのは将来の話をするためじゃない。さいたまクリテリウムの話をするためだ」と続けた。 カヴェンディッシュは前週、来年のツール出場を検討することを明かし、「物事の見え方が少し変わってきた」と話して引退を撤回する可能性を示唆している。【翻訳編集】 AFPBB News