【動画】2日の天気 - 近畿や東~北日本で大雨のおそれ 大気不安定 東海・関東は少しの雨でも土砂災害に厳重警戒(1日19時更新)
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台風10号は熱帯低気圧に変わりましたが、月曜日は湿った空気や前線の影響で近畿や東日本、北日本を中心に大気の状態が不安定となり、大雨となる所があるでしょう。すでに東海や関東では記録的な大雨となり、地盤の緩んでいる所もあります。少しの雨でも土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。日中は晴れ間の出る所も、急な雨や落雷にご注意ください。
台風10号は、日曜日の正午に東海道沖で熱帯低気圧に変わりました。ただ、熱帯低気圧周辺や、高気圧の縁をまわって流れ込む湿った空気の影響で、日曜日の夜から月曜日の午前中にかけては、関東や東海や近畿、北陸を中心に激しい雨の降る所がありそうです。日中は関東などで日の差す所もありますが、不安定な天気となるため、急な強い雨や落雷にご注意ください。北日本も、前線の影響で次第に雨の範囲が広がっていきます。東北や北海道の太平洋側を中心に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
月曜日の夕方にかけて予想される雨の量は、多い所で、東海で150ミリ、近畿と東北で120ミリ、関東甲信で100ミリ、北陸と北海道で80ミリとなっています。
関東や東海は夜から再び活発な雨雲がかかりやすくなり、火曜日にかけてもさらに雨の量が増えるおそれがあります。東海や関東はこれまでの大雨で土砂災害の危険度が高くなっている所があります。山や崖の斜面、川からは離れた安全な場所でお過ごしください。少しの雨でも、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
九州や四国、中国地方は広い範囲で晴れるでしょう。気温の上がる午後は、四国や中国地方の山沿いでにわか雨の所がありそうです。 日中の気温は33℃前後で、厳しい暑さが続きます。広島や名古屋、前橋や山形などでは35℃、福島県の若松や山形県の米沢では36℃と、猛暑日になる所もあるでしょう。湿気が多く蒸し暑いので、熱中症にもお気をつけください。 (気象予報士・及川藍)