台風10号 熱帯低気圧化も土砂災害など厳重警戒 あすまでに新たな台風発生へ
台風10号は、1日(日)正午に熱帯低気圧に変わった。西日本と東日本では、これまでに降った記録的な大雨により土砂災害の危険度が高まっている所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
台風10号熱帯低気圧に
台風10号は、1日(日)正午に熱帯低気圧に変わり、東海道沖をゆっくりとした速さで北西へ進んでいる。東日本太平洋側では、熱帯低気圧周辺の雨雲や、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴った激しい雨の降っている所がある。
大雨への警戒続く
西日本や東日本では、2日(月)にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。 【予想雨量(2日夕方まで、多い所で)】 関東甲信 100ミリ 東海 150ミリ 北陸 80ミリ 近畿 120ミリ 東日本では2日(月)にかけて、強い風が吹く所がありそうだ。 【予想最大瞬間風速(1日)】 東海 25メートル 西日本や東日本では、1日(日)は波が高い所がある見通し。 【予想される波の高さ(1日)】 東海、近畿 3メートル うねりを伴う 西日本と東日本では、これまでに降った記録的な大雨により、地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっている所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。強風や高波、高潮にも注意したい。
新たな台風発生へ 今後の動きに注意
また、2日(月)までにフィリピンの東で新たな台風が発生しそうだ。6日(金)にかけてゆっくりと北上し、沖縄の南に進む見込み。このため、週の後半、沖縄に影響が出るおそれがある。今後の情報に注意が必要だ。