＜春高バレー＞3冠に挑む大阪女子代表・金蘭会、キーマンに聞く
春高への決意3選手に聞く ── 堀込主将「粘り強いバレーを」
■堀込奈央（主将、3年） ──いよいよ春高ですね、特別な思いがありますか？ 意気込みを聞かせてください。 春高はやっぱり高校生活最後の大会なので。3冠を取らないといけないっていうプレッシャーに負けないで、初戦から自分たちのバレーをできたらいいなと思います。今までベスト4、センターコートを目標にしてきて、昨年、その一歩手前で敗れてしまって来年こそはっていう気持ちがあったので、今年は絶対センターコートに！ 昨年、シード校がすべて敗れるということがあったし、優勝だけ見てたら初戦でつまづいてしまうこともあるので、一歩一歩進めていけたらと。 ──セッターとしてキャプテンとして、春高ではどういうバレーをしたいですか。 金蘭の魅力はレシーブ力なので、そのレシーブ力をもっと磨いて粘り強いバレーを。自分としては宮部へのトスが課題。自分がいい感じで使えるかどうかで試合運びが決まってくると思うので。桁違いに打点が違うのでたいへんですけど、合わせられたらいいチームができると思う。バックアタックも。新しいことをしないと勝てないので、新しいことに挑戦して。丸尾や服部（愛果）らとは速さを意識して。高い人もいれば低くて速い人もいる、個性が違う左の2人も交えてパターンを増やして、相手ブロッカーを惑わしたい。
丸尾遥香「春高はやっぱり特別です」
■丸尾遥香（3年） ──いよいよ春高ですね、特別な思いがありますか？ 意気込みを聞かせてください。 春高はやっぱり特別です。テレビとかもあるから（笑）。みんな、楽しみって言ってます。3年生の引退試合ということで他のチームも気持ちの持ちようが違うと思うので、2冠を取っているというプレッシャーに負けないように強い気持ちでいきたいと思います。優勝目指します！ ──春高に向けて、取り組んでいることは？ 国体で攻撃が単調になってしまって……。それでは相手ブロッカーにつかれたとき対処できないので、今は一人時間差やブロードに取り組んでいます。イメージは京都橘とか（大阪）国際滝井のような速い攻撃。今までは高いトスが好きだったけど、低くて速い攻撃もやれたら2つ武器ができるから。 ──監督は「波があるから、レギュラーを外したりする」とおっしゃっていましたが。 負けず嫌いで頑固なんで、外れたらすごい悔しいし、もう一回入ったら絶対やってやる！ と思うので、池条先生の作戦（笑）と思います。負けたくないんで。 ──チームとしてはどうですか？ インターハイは、ただ勢いとか仲いいだけで勝てた。国体は下級生の意地で勝った。最後の春高は、技術とチームワーク、どっちも大切になってくると思うので、できなかったことは確認しあったり、怒り合ったりしていくようにしたいです。自分は藍梨（宮部）と2回前衛でかぶるけど、藍梨は試合で緊張しーなので、横にいて声をかけたりして、1年生を引っ張っていかないとと思っています。藍梨が決めてくれたら楽なので。
