降格圏近辺に沈むジェノアがジラルディーノ監督を解任…正式発表はないもののヴィエラ氏の次期監督就任が有力 | セリエA
【欧州・海外サッカー 最新ニュース】ジェノアは現地時間11月19日、アルベルト・ジラルディーノ監督を解任したことをクラブ公式サイト上で発表した。 今季セリエAで下位に沈むジェノアが、ジラルディーノ監督の解任に踏み切った。 ジェノアのクラブ公式サイトは「ジェノアCFCはアルベルト・ジラルディーノ監督を解任した」と、指揮官との決別を発表。「クラブは、長年にわたって一緒に達成した目標に対してジラルディーノ氏に感謝し、彼のキャリアが最高のものとなることを祈っている」と述べた。 1982年7月5日生まれのジラルディーノ氏は、現在42歳。現役時代はパルマやミラン、フィオレンティーナなどでプレーしたほか、2011-2012~2013-2014シーズンにかけてジェノアでも活躍。公式戦52試合に出場して21ゴール9アシストをマークした。また、ジラルディーノ氏はイタリア代表としても活躍。公式戦57試合で19ゴール5アシストを記録した。 2018年9月に現役を引退した後は指導者の道に進み、2022-2023シーズンからジェノアのプリマヴェーラの監督に就任。2022年12月にトップチームの監督のアレクサンダー・ブレシン氏が成績不振で解任されたことによりトップチームの暫定監督に就任するとセリエBで2位フィニッシュに成功して、クラブを1シーズンでのセリエA復帰に導いた。だが、今季のジェノアは開幕から低空飛行が続き、12試合を消化して2勝4分6敗の17位に低迷。降格圏内の18位・レッチェとは勝ち点「1」差と苦しい状況にある。 今回、ジェノアのジラルディーノ監督解任の一報は非常に簡素なもので、後任人事などについて正式な発表はいまだない。だが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が現地時間11月20日に自身の公式Xで伝えたところによると、ジェノアは次期監督として今夏までストラスブールを率いたパトリック・ヴィエラ氏に白羽の矢を立てた模様。同氏は「本日(11月20日)、ジェノアの新監督として契約に署名する。契約期限は2026年6月までで、さらに1シーズン延長するオプションが付く」と述べており、現役時代にフランス代表の中盤を支えたヴィエラ氏のジェノア指揮官就任発表が近いことを示唆した。