料理は「脳の活性化・若返り」に効果的。カレーをスパイスからつくって脳を刺激
オリジナルレシピのアウトプットで、さらに脳が活性化
和田先生がおすすめするのは、オリジナルのパンを焼いてみるということ。もちろん手間はかかりますが、オーブンさえあれば、パンを焼くこと自体は意外と簡単です。最初はパン教室に通ったり、YouTubeや本を参考にしてもいいですが、慣れてきたらぜひ、そこにオリジナリティを加えてみてください。 おいしいパンが焼き上がったら、そのレシピを周りの人たちに教えてあげたり、デジタルツールに強い方ならYouTubeにアップしたりするとよいでしょう。そのような外向きの発信(アウトプット)は、さらなる脳の活性化につながります。
未知の調味料で、定番の味つけに変化をつける
「料理が上手な方は、『この料理はこの味つけ』という定番があるかもしれませんが、それにこだわらずに、いろいろな味つけをぜひ試してみてください。その日の気分で味つけを変えて変化を楽しんだり、今まで使ったことのない調味料を試してみるとよいでしょう」(和田先生) 輸入食材を扱うショップなどに行けば、いろいろな国の調味料が並んでいるので、未知の味に出合えるはずです。見たことない調味料の味を想像するだけでもワクワクするかもしれません。思いきった組み合わせを試してみるのもおもしろいと思います。 たとえばチャーハンも、調味料しだいで驚くほどバリエーションが増えるはずです。そのなかから、「これは絶品!」と思える初めての味が生まれるかもしれません。
みそ汁をつくるだけでも脳トレになる
みそ汁の具もある程度定番化しているかもしれませんが、脳を鍛えたいなら意外なものを具として加えてみましょう。アボカドやマヨネーズなど、「ありえない!」と思うものほど、検証結果が読めないので、その分ドキドキして、楽しさも脳への刺激もアップするに違いありません。 こんなのありえないと思っていたら、意外においしかったということは十分あり得ますが、結果としてやっぱり“あり得ない味”になったら、そこからどうやっておいしくするかをさらに考えてください。 また、いろんなみそをいろんな配合で組み合わせてみるという実験を重ね、オリジナルの「合わせみそ」をつくり出すのもよいでしょう。あれこれ考えれば考えるほど、いろいろ試せば試すほど、脳はどんどん若返ります。 このように、なに気なく毎日のようにつくっている「みそ汁」だけでも、いろんな脳トレが可能なのです。
ESSEonline編集部