いつもとグッドパッチが共同で「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」提供

いつもは12月12日、グッドパッチと共同で、「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」の提供を開始した。グッドパッチのデザインの実績と、いつものECの知見をかけ合わせ、課題を抱える企業を商品と販路（EC）を両軸で支援する。 【画像3点】共同サービスの詳細 いつもは、大手・中小メーカーの抱える課題に対し、ECパートナーとして、EC・D2C戦略コンサルティングからサイト構築・運営、SNS・デジタルマーケティング、フルフィルメント、ライブコマース、人材教育まで、ECバリューチェーンを一貫してサポート。「人」と「テクノロジー」を組み合わせ、ブランドEC、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、海外EC等でのマルチチャネル展開、EC・D2CブランドのM&A・出資・成長支援を行っている。 このほど、デザインパートナー事業、デザインプラットフォーム事業を展開するグッドパッチと共同で、「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」の提供を開始した。 「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」は、化粧品や食品、日用品などさまざまなフィジカルプロダクトの企画・製造・販売を行う企業に対し、各社のアセットを生かしながら、課題や状況に応じてグッドパッチといつもの専門チームが伴走。 グッドパッチからは、デザインディレクションやBX（ブランドエクスペリエンス）デザイン、UXデザイン、コピーライティング、グラフィックデザイン、UIデザインなどの職能をもつメンバーが、ユーザーニーズの特定から、コンセプト策定、ブランド体験設計、デジタルプロダクトにとどまらない商品開発、クリエイティブ制作などを支援する。 一方、いつもからは、ECの持つ顧客のデジタルデータを活用した戦略立案から、ECサイト運営、広告運用、SNS・デジタルマーケティング、カスタマーサービスや、商品をお届けするEC物流・フルフィルメント設計の領域まで、一貫して知見と経験を持つメンバーが支援し、ブランド育成と拡大を実現する。 主に「商品アイディエーション」「ユーザー体験設計」「ブランド開発」「クリエイティブ制作」「EC販促・プロモーション戦略策定、実行」の5つのステップに分類し、事業やブランドの成熟フェーズや企業の組織状況、予算などに応じてカスタマイズし、最適なアプローチを提案する。 グッドパッチがさまざまな企業のデザインパートナーとして、ユーザーニーズを軸に組織やブランド、商品、サービスの戦略や体験、ビジュアルまで一貫してデザインしてきた実績と、いつもが持つ、ECマーケティングや運用代行、コンサルティングなどECにおける豊富な知見をかけ合わせ、商品と販路（EC）の両軸で課題を抱える企業を支援する。 デジタル環境の急速な進化に伴い、EC市場は加速度的に成長してきた。経済産業省によると、2023年のBtoC-EC市場規模は14兆6760億円、EC化率は9.38％と推計されており、国内のスーパーマーケットの市場規模（約15兆円）に匹敵する巨大な規模となっている。2014年から2023年までの10年間で2倍以上に成長している一方、2021年以降の伸び率は徐々に鈍化。多くの企業がECによって販路を拡大してきたものの、今後さらにデジタル化される消費者の購買行動に対応し、ECを有効活用するために、顧客ニーズを的確にとらえた戦略設計とECを熟知した施策展開が必須となる。 いつもは創業以来、各種ECプラットフォームの特性や仕組みを熟知したEC運用代行やマーケティング、コンサルティング、フルフィルメント領域の設計や実行支援まで、さまざまな企業へ包括的なEC支援を行ってきた。また、グッドパッチは、UI/UXデザインの強みを生かして多様な企業に伴走し、顧客体験を起点としたブランドやプロダクトの戦略設計・開発、それらを生み出す組織のデザインなど幅広い支援を行っている。 2024年5月には、グッドパッチとmshが共同で、化粧品ブランド「Ctrlx（コントロールバイ）」を立ち上げ、ユーザーニーズに根ざした目元ケアアイテムを開発。化粧品業界で一般的とされる商品開発のフロー、商習慣とは異なるアプローチで、アイディエーションからコンセプト作り、商品・サービス設計、ビジュアルデザインなどを行い、店舗・EC共に販売を開始した。いつもは、CtrlxのEC戦略設計に携わり、発売当日の「楽天市場」では、4部門でリアルタイムランキングのトップを獲得した。 いつもは、グッドパッチとのこうした実績や両社の強みを生かし、課題を抱える企業に対して商品と販路（EC）の両軸で支援するため、このたび「顧客起点の商品開発×売れるEC支援サービス」の提供に至ったとしている。グッドパッチは、このサービスの提供を通じて、企業の事業成長と変革をデザインする。