兄弟同時三役、今年の稽古納め 若元春と若隆景が11番
大相撲初場所(来年1月12日初日・両国国技館)で約1年半ぶりに兄弟同時三役となった関脇若元春と小結若隆景が26日、東京都中央区の荒汐部屋で今年最後の稽古に臨み、右膝の大けがから返り咲いた弟の若隆景は「一場所一場所の積み重ねでここまで戻ってこられた。満足せず、まだまだ上を目指してやっていく」と意欲十分に話した。 この日は2人で11番取った。若隆景は低く鋭い出足が光り、若元春も左四つで強さを見せてともに持ち味を発揮した。優勝経験のある若隆景は再入幕から3場所連続2桁勝利。膝の状態も良好で「兄弟で切磋琢磨しながら、しっかりやっていく」と充実感を漂わせた。