亡き夫・叶井俊太郎さんのLINEに送りつづけるメッセージ…倉田真由美さん、思うように進まない遺品整理の状況を明かす
亡き夫のLINEに送りつづけるメッセージ
いい思い出から、苦い思い出まで…夫との大切な記憶を繋ぐ形見が並ぶ中、特に心を揺さぶられるものが… 倉田さん:(スマートフォンを見せながら)ずっと携帯はそのままにしていて。夫の携帯を解約したくなかったんですよね。電話番号をいかしたくて。夫が使ってたやつ。この電話番号が人のものになっちゃうのは嫌だなと思って。電話番号があるからって使うわけでもないんだけど。あと電話番号がなくなるとLINEとかを使うことができなくなるみたいなんですよね。別にもう本人いないからLINEを使うってこともないんですけど。ただやっぱり残しておきたい。履歴自体は残るみたいだけど、なんか残しておきたくて。安いプランにして、実際はほとんど使わないんだけど多分もうこのまま払い続けるんじゃないですかね。私が死んだら私の電話番号と一緒に解約してもらってもいいけど今はまだ嫌かな。 倉田さんは解約できないスマートフォンに夫の面影を重ねているという。 倉田さん:LINEを出してしまったりすることありますね。なんか特に酔っ払って帰った時なんだよね。「父ちゃん」とかね、「会いたいな」とかね。返事が返って来ないのは分かっているんだけど。あと夫のLINEのアイコンが下の方に沈みすぎるのが嫌なんですよね。だから時々、絶対既読にはならないんだけどメッセージを出しちゃうことあるな。 倉田さん:(叶井さんとのLINEのやりとりを見せながら)LINEの中身はまあこんなんですね。ちょっと恥ずかしいからこの辺はやめてほしいな。ひと月に2回とかそんなもんですね。やっぱりなんかもう使わないんだけどね。これは意外でしたね。私、自分で結構ドライっていうのとは違うけど、意味の無いことしてもしょうがないでしょうってわりと思う方なんですよね。はっきり言って無駄でもあるから。でもそういうことが自分でも知らなかった自分が結構いましたね。こんなにもうなんか毎日のように泣いちゃう時間があるんで、これも意外だった…うん。夫が知ったら多分笑うだろうなと思うし、夫は絶対そういう人じゃないから「あんたまだ泣いてんの?」って絶対言われるんだけど。泣かずに夫のことを話せるようになりたいなって思いますね。もっと明るく。 ーー今日LINEを送るとしたら何と送りますか? 倉田さん:なんだろう。「今日もまた父ちゃんのことでいっぱい泣いちゃったよ」っていう感じですかね。いつも泣いてるんだけど。