青木さやか「うちには男の人がいない。寂しいとも思うが、暮らす、別れる、ダメージ期間を繰り返す自信がない」
離婚して以来、中学生の娘と2人の生活を続ける青木さやかさん。夫を持つ友人たちと話して思ったことは…今回は「男の人がいなくて楽!な人として」です。 【写真】寄り目で宙を舞うシティを見つめるクティ * * * * * * * ◆うちに男の人がいない件について しばらくぶりに偶然会った先輩に「婦人公論.jpのエッセイ読んでるよ」と言われ、ありがとうございます、と返すと「暗い話ばっかだな」と言われて、ははは、と笑いながらもショックだった。 明るい話も書いているぞ全部読んではいないだろう!送りつけてやろうかと思ったが、穏やかに。マックスポジティブエッセイを、ここに書こうと思う。 おかげさまで、最近とても楽しい。 娘と2人暮らしをしている。中学3年生の娘とは日々いざこざはあるし、お金のことは常に頭にチラつくが、基本的にはとても彼女のことが好きで、家の中は楽だ。 我が家の2匹の保護猫は誰にだって懐く。わたしにも懐いている。そばにいると、してほしいことや訴えていることがわかるようになってきた。動物の心をよむ女!といっても過言はない気すらしてきた。 うちには男の人がいない。 友人の家には、男の人がいたりして、ご主人がいたりして、いいな、と思ったり、さみしいな、と思ったり、頼りたいな、と思ったり、過去男性との生活続かないのは自身に難ありだトホホ、と悲しんだことがあるが 今おかげさまで、男の人が家にいないことが、大袈裟に言えば、自然と涙が溢れ出てくるほど嬉しいのだ!
◆結婚歴30年の友人の話 (実態はわからないが)漏れ聞こえてくる人たちの話では、男の人と暮らしている人たちは苦労のほうが多そうだ。 「主人との暮らしは大変なことばかりでもないよ、うちは毎日はごはん作らなくても何も言われないし、どこに行ってもなにも言われない、好きにさせてもらってる」 と、結婚歴30年の友人。 「え、待ってください。それがいいところですか?自由にして何も言われない、というところがご主人との暮らしで幸せを感じるところですか。それが一番はじめに出てきますか。参ったな、こりゃ」 「そう?」 「奴隷的発想ですよ!」 「わはは、そんなことないよ。色々、話せたりするし、しみじみといい時もあるよ」 「それはともだちで代替えができますね」 「ごはんをさ、美味しいって食べてくれるとかさ、一緒に食べるとか、作る幸せとかさ」 「男性にごはんを作りたい、ありますね、あります。ですからたまに後輩とかね、友人の息子さんとかね、食べにきてもらえたら、それで代替えができますね」 「でもほら、そりゃあさ。ご主人様というのはさ何よりもほら、身を粉にして何年も働いてくれてるわけだから有り難いよ」
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