猛暑の夏はクルマのトラブルも多発! 最悪なドライブにならないための「事前チェックポイント」5選+α
夏はとにかくクルマに厳しい!
7月後半、早くも熱中症で救急搬送される人が増えているが、クルマにとっても近年の猛暑は大敵で、思わぬトラブルの原因になることも多い。 【画像】暑い夏のお出かけ前に点検しておきたいクルマのチェックポイント お盆の帰省や行楽先で故障などを起こしてしまうと、楽しい旅行やスケジュールが台なしになってしまうので、事前にチェックしておきたいところをピックアップしてみた。
バッテリー
夏場に一番多いトラブルはバッテリー上がり。JAFの救援要請理由のトップでもある。 気温が高く、高温高熱にさらされると、バッテリーの電解液の活性が活発化し、自己放電が進みやすくなるので、バッテリーが上がりやすく、エアコンもフル稼働している時間が長くなるので、バッテリーが弱りやすい。 そもそも自動車用のバッテリーは3年前後が寿命なので、夏のロングドライブの前には、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで専用テスターを使い、バッテリーのコンディションチェックをしておこう。
タイヤ
この時期の高速道路で、JAFの救護要請で1番多いのは、タイヤのパンク・バースト。夏の旅行時は、人も荷物も満載で、高速道路を使い、長距離を走るケースが少なくない。 そんなとき、タイヤの空気圧が不足していると、タイヤの負荷能力が足りなくなって、タイヤのトラブルが発生しやすい(タイヤの負荷能力は空気圧に比例する)。 出かける前には、必ず空気圧を点検・調整し、同時にタイヤに傷がないか、溝に異物が挟まっていないか、偏摩耗していないかなどをチェックすること。 また、新品購入時から4~5年使用しているタイヤは、溝が十分残っていたとしても、新品タイヤに交換しよう(タイヤ=ゴム製品は生モノなので、鮮度が重要)。
冷却水のチェック
暑さ対策といえば、冷却系の点検は重要。意外にラジエターの樹脂製のアッパーとフィンのカシメ部分から冷却水が漏れていたり、ホースが痛んでいたりすることは珍しくないので、リザーバータンクを見て(エンジンが冷めている状態で)、冷却水の量と色などは確認しておくこと。