ファーストリテイリングが定款変更、古物営業を新たに追加
「ユニクロ(UNIQLO)」や「ジーユー(GU)」を展開するファーストリテイリングが、定款変更を行い、事業目的に古物営業を追加する。定款変更のための定時株主総会は11月28日に開催予定。 【写真】オールドユニクロと呼ばれるユニクロの古着
同社は10月10日、新たな事業目的として「古物の売買その他の古物営業法上の古物営業」を追加。変更の理由については「子会社の事業の拡大に伴い、現状に即した事業目的とするため」としている。 ユニクロでは、循環型社会を目指す取り組み「リ・ユニクロ(RE.UNIQLO)」を2020年にスタート。客から回収した服を、難民キャンプへの寄付やリサイクルダウンの製造販売、燃料・防音材に活用している。また、2023年にはリ・ユニクロの一環として「UNIQLO 古着プロジェクト」を始動。回収した服を染色・洗濯してヴィンテージ風にリメイクした古着や、検品・洗浄済みの古着を手頃な価格で販売した。 なお、アパレル・ファッション業界では、2022年にはエービーシー・マートやゴールドウインなどが定款変更を行い、古物商を新たな事業目的として加えている。