トヨタ、自社株の取得枠を拡大 1.2兆円に引き上げ 2025年4月末まで
トヨタ自動車は、自社株取得枠を拡大し、取得額上限をこれまでの1兆円から1兆2千億円に引き上げると発表した。取得期間は2025年4月末まで。トヨタは取得枠の拡大を行う理由について「足元の株価水準などを勘案した」としている。 取得する株式は、5月に取締役会で決議した4億1千万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.04%)から5億3千万株(同3.93%)に増える。 トヨタは8月、大手金融機関7社が売却するトヨタ株を取得する株式公開買い付け(TOB)で予定を2割近く上回る応募があったと発表。7社の売却予定数のうち買い切れない分を1億円の自社株買いの枠で追加取得する方針を示していた。