「プレミアは難しいという感じはない」鎌田大地はPLデビューに何を感じた? エゼ&マテタとの関係には「僕みたいな動き出しする選手もいなかったと思う」【現地発】
2シャドーの一角を担う
今夏にクリスタル・パレスに加入した鎌田大地が開幕戦でプレミアリーグデビューを果たした。 【画像】トップリーグに続々参戦!2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち アウェーのブレントフォード戦でイングランド代表のエベレチ・エゼと並んで2シャドーの一角を担った鎌田は、序盤からシャープな動きで積極的に攻撃参加を試みた。 開始から7分、ファイナルサードでボールを受けた鎌田は直後に右へと展開。味方がエリア内のスペースをアタックするなか、鎌田本人はゆっくりとエリアすぐ外の周りに誰もいないスペースで待ち構える。しかしパスは出てこなかった。 直後にも、パリ五輪フランス代表のFWジャン=フィリップ・マテタとの連携から好機を作り出そうとしたがタイミングが合わず。15分には鎌田が後方からのパスを受けてマテタへ。左に開いて、ボールを受けたタイリク・ミッチェルがクロスを入れたがボックスに走りこんだ鎌田には届かなかった。 さらに20分には、敵のディフェンダーの弱いバックパスを見逃さず、スピードを上げて猛チャージ。ゴールキーパーのパスミスを誘発し、そのボールはエゼへの足もとへ。パレスの10番はボックス手前からシュートを試みたが、敵にファウルで潰され決定機とはならなかった。直後のエゼのフリーキックでエゼがグラウンダーで直接狙ったが、ポストわずか右に外れた。 40分にも日本代表から好機が生まれた。中盤でボールを受けた鎌田はドリブルで前方へ、右足インサイドでマテタへスルーパス。少し長くなったボールに追いついたマテタは、飛び出してきたゴールキーパーと接触。倒されるもPKにはならなかった。 その後も積極的に味方との連携を図ったが、この試合では決定的な仕事をする機会は訪れず。疲れが見え始めた後半は消える時間も増えていき、70分に交代を告げられ、イングランドでの初戦を終えた。 1-2で敗れた試合後、取材エリアに出てきた鎌田はプレミアリーグについて、「以前からプレシーズンでもやったりとかしましたけど、どのチームも速い選手がいるなっていう風には思います。でもドイツでやっていた期間が長いので、ドイツとやっぱり似てるところはたくさんあるなっていう感じですかね」と率直な感想を述べた。
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