なぜ獲ったの…。G大阪、謎すぎた歴代外国人選手6人。スペインの大物も韓国の逸材も不発
1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、ガンバ大阪で活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績はガンバ大阪在籍時のもの。
FW:スサエタ(元スペイン代表) 生年月日:1987年12月14日 在籍期間:2019年9月~同年12月 Jリーグ成績:5試合0得点 スペイン人のマルケル・スサエタは、2019年9月にガンバ大阪に加入したが、わずか4カ月で日本をあとにした。 スサエタといえば、スペインの名門アスレティック・ビルバオでの活躍が有名だ。スペイン・バスク地方の出身で、バスクのクラブであるビルバオで公式戦507試合に出場し、56得点87アシストを記録。キャプテンも務め、「ビルバオの象徴」と呼ばれたレジェンドである。 そのスサエタが、ビルバオを離れてやってきたのがガンバ大阪だった。スペインで活躍したウインガーの到着にファンの期待は高まったが、公式戦7試合の出場で先発はわずか1回にとどまり、2019シーズン終了で退団している。 31歳でスペインを飛び出したスサエタは、Jリーグでの挑戦を終えたあと、オーストラリアへ。2020/21シーズンはマッカーサーFCでリーグ戦21試合に出場して5得点1アシストとある程度のインパクトを残したものの、国外挑戦はキャリアのピークを過ぎてからだった。
FW:イ・スンヨル(元韓国代表) 生年月日:1989年3月6日 在籍期間:2012年1月~同年7月 Jリーグ成績:8試合0得点 韓国人のイ・スンヨルは、2012年にガンバ大阪に加入したが、期待された活躍はできず、およそ半年でクラブを去った。 イ・スンヨルは2008年に韓国・Kリーグでプロデビューを飾り、同年のKリーグ新人王を受賞している。2010年はリーグ戦で7得点を挙げて、FCソウルの優勝に貢献。韓国注目の若手だった。 ガンバ大阪は、エースだったイ・グノが2011シーズン限りで退団している。その後釜として加入したのが、当時22歳で伸びしろにも期待できるイ・スンヨルだった。 だが、ガンバ大阪は第3節終了後にセホーン監督と呂比須ワグナー・ヘッドコーチを解任。後任監督に松波正信が就任すると、イ・スンヨルはベンチを温めることがほとんどとなった。夏に期限付き移籍で蔚山現代に加入すると、そのまま日本に戻ってくることはなかった。 韓国帰国後もイ・スンヨルは目立った成績を残しておらず、2016年に現役を引退した。