世界に挑んだ“相撲ポリス”和宇慶一騎さん 14年ぶりの世界相撲選手権 夢舞台の結果は…
本職は警察官、土俵に上がれば力士。そんな “相撲”ポリスが沖縄にいます。先月、世界選手権に挑んだ警察官、和宇慶一騎さん。世界に挑むのは実に14年振り。待ち焦がれた舞台に立って感じた思いとはー 【写真を見る】世界に挑んだ“相撲ポリス”和宇慶一騎さん 14年ぶりの世界相撲選手権 夢舞台の結果は… ■「大舞台は最後」と挑んだ世界大会 宜野湾警察署で自動車警ら係に所属する巡査長、和宇慶一騎さん(31)。幼少期から相撲に打ち込んできました。 現在は県警相撲部に所属し、忙しい業務の合間をぬって稽古する日々です。 今年5月に東京で行われた全日本大会で、全国の猛者が集う中、5戦全勝でシニア軽量級を制し世界選手権への切符を手に入れました。 ▽和宇慶一騎 巡査長(31) 「前全日本体重別のときより、コンディションが結構良くてですね、体重も2、3キロ増えて、良い感じ」 制限体重の85キロに少しでも近づけるため、妻の理子さんが食事面を支えています。 「食事もバランスよく朝昼晩、肉だけではなくちゃんと野菜もしっかり。そういったのもあって体調も崩さず、コンディションが整って今の状態なのかなと思ってます。だいぶ助かりました」 ▽和宇慶一騎 巡査長(31) 「30歳を越えて(世界)大会に出るっていうのは多分まれ。大きい大会はもう最後になるかと思いますので、自分の持っている力を存分に出して、これで負けたら、もうそれで悔いなく終われるかと思う。出し切ればいいのかなと思ってます」 兄の勝斗さん(37)も同じ警察官で、県警相撲部の監督。期待を寄せていました。 ▽県警相撲部監督 兄・和宇慶勝斗さん(37) 「他の選手に比べて、上から下からの技が多彩」「海外選手はパワーが規格外なんですけども、その中でも一騎の相撲は海外の選手が持ってない技だったり、タイミングというのがありますので、それが出せれば十分勝負できると思います」 2010年の世界ジュニア選手権で準優勝して以来、14年振りに訪れたのはポーランド。遂に待ち望んだ舞台に立ちました。 24人で争うトーナメントで和宇慶さんは米国代表の選手と対戦。立ち会いで相手のパワーに押し込まれ、果敢にまわしを狙うも…