センバツ甲子園 雨で順延、熊本国府室内練習 最終調整に汗流す /熊本
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、予定されていた2回戦の熊本国府(熊本)-阿南光(徳島)などが天候不良のため順延されたことを受け、熊本国府のメンバーは23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場で最終調整した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 正午から約1時間半、打撃や守備、投手陣は投球練習などで体を動かした。 打撃練習では、投手がマウンドの手前から球を投げ、岡本悠生選手(3年)らが鋭いスイングで打ち返していた。また山田祐揮監督が打球の飛ばす方向などもアドバイスした。 18日の初戦で好投した坂井理人(同)と植田凰暉(ごうき)(同)の両投手は、数十球投げ込んで状態を確認した。 山田監督は「雨はいろいろ考えても変わらないので、全てをプラスに捉え試合への対策を今一度考える時間にして選手と共有したい」と前を見据え、野田希(のぞむ)主将(同)は「相手は好投手なので初戦と同じく1点を争う試合になる。守備が一番のポイントでミスをした方が負ける。最後まで粘り強く戦いたい」と意気込んだ。阿南光との試合は24日午後2時に開始予定。 一方、22日に作新学院(栃木)との初戦を勝利した神村学園(鹿児島)は、26日午前11時半開始予定の第2試合で大阪桐蔭と対戦する。【林大樹】