アンジェリーナ・ジョリー、元恋人の一言で歌を諦めていたと告白
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、元恋人からの心無い一言で長年歌うのをやめていたことを明かした。オペラ歌手マリア・カラスを演じた新作映画「マリア(原題)」(パブロ・ラライン監督)の撮影を通じ、歌う喜びを再発見したという。 米ハリウッド・レポーターのインタビューで、ジョリーは「これまでの人生で私が歌うことに対して優しくない人がいました」と告白。過去に交際していた相手からの一言のせいで、自分には歌の才能がないと思い込んでいたという。 撮影は、ジョリーにとって大きな挑戦だった。特にイタリア・ミラノの名門歌劇場ラ・スカラ座でのシーンは「体外離脱のような経験でした」と振り返る。「私は普段は歌わないんです。だから、とても緊張しました」と語った。そんななか、支えになったのは家族の存在だったという。ジョリーは「家族の応援があったからこそ、この役に挑戦する勇気が出ました」と感謝の意を表している。 ジョリーは3度の結婚と離婚を経験している。1996年から99年まで俳優ジョニー・リー・ミラー、2000年から03年まで俳優ビリー・ボブ・ソーントンと結婚。14年に俳優ブラッド・ピットと結婚したが16年に別居し、現在も離婚訴訟が続いている。ジョリーは心ない一言を言った人物を特定していないため、これらの元配偶者なのか、それ以外の交際相手なのかは不明である。 今後の展望について、ジョリーは「アーティストとして、人々を笑顔にするような作品を作りたいと思っています」と抱負を語っている。さらに、この経験を通じて得た自信について、「歌うことの楽しさを再発見できたのは、この役のおかげです。これからは自分の声を恐れずに使っていきたいです」と意欲を明かした。