日本最東端の東根室駅や「最北の秘境駅」抜海駅などJR北海道の無人5駅、来年3月廃止に
JR北海道が、来年3月15日のダイヤ改正に合わせ、日本最東端の花咲線・東根室駅(北海道根室市)など無人駅5駅を廃止する。いずれも利用者の減少が理由だ。最東端の駅は64年ぶりに1・2キロ西の根室駅となる。 【写真】夜の東根室駅
JR北によると、東根室駅は1961年に開業した。ホームのみで駅舎はなく、日本最東端の駅の記念碑が立つ。近年は、根室市が運行するバスの利用が進んだ影響で、2019年から5年間の乗車人員は1日平均7・8人だった。
ほかに廃止されるのは、根室線の東滝川駅(滝川市)、宗谷線の雄信内(おのっぷない)駅(幌延町)、南幌延駅(同)、抜海(ばっかい)駅(稚内市)。抜海駅は、鉄道ファンから「最北の秘境駅」と呼ばれ、映画やドラマのロケ地となっている。