子沢山で共働き…「中学受験“弱者”」だった我が家がみるみる好転した“きっかけ”とは
塾の先生が「頑張ってるね!」と声をかけてくれるようになった!
長男は、元々目立つタイプでは全くない。塾でもクラスの『ごまめ』に違いない。1クラスに沢山生徒がいるのが大手塾の特徴です。さらに、現時点で決して上位クラスにいる生徒ではありません。 偏差値下位クラスでもがいている生徒の1人です。 でも、自習室を利用することで、 「頑張ってるね~」 とか、 「今日も来てエライ!」 とか塾講師、チューター、受付の方々に言ってもらえるようです。
目に見えて近頃、 本人のモチベーションもアップしています 大手塾でも小5の時点で自習室を頻繁に使う生徒は少ないようです。場所にもよるかもしれませんが… ん?待てよ?! 中学受験塾に子供を入れるご家庭はそれなりに資金力や教育熱をお持ちだと思います。(我が家の資金はアップアップよ。)お家が広く、子供が集中できるスペースがあったり、きちんと個室を用意できるお家が多いと察します。 少なくとも50平米に5人で暮らしている人は少数派ではなかろうか。 背に腹は代えられぬ状態の我が家。家だと集中するのは難しいから塾の自習室に行ってこい!で行かせていましたが… 塾関係者から、『自習室に来てヤル気のある生徒』と思われ始めたのです。そうなってくると、違う角度でのお土産も付いてきました。 自習室を利用する前の2・3月は宿題を提出しても、ノートには【見ました】くらいのサインでしたが、【10番の問題は図を描いて解いた方が分かりやすいよ】とか【計算が細かくなりがちなので、スペースを使って書いたらいいよ】とか具体的なアドバイスを頂けるようになりました。
露骨に可愛がられているじゃないの!
勉強は『味方を増やした方が良い』ということを本人も分かり始めたみたいです。自習室というコミュニティに顔を出すことが楽しくなっているよう。これは、中学受験だけでなく、今後の糧にもなると思います。 何かを始める際に、分かりやすく努力ややる気を周囲に見せることで、応援されなくとも『認知』はしてもらえる。 上手くいくと成長する過程を喜んでもらえる。 もっと上手くいっちゃうと有益なアドバイスももらえる。 人の監視があるため、自分も続けようとする。 『親ではない誰か大人に応援される喜び』や、『よく来てるね~』というちょっとした声掛けも彼の自信や勉強を進める動機になっているようです。 親である私は、中学受験の準備がスタートしてから、腹をくくったつもりですが、どこかで、中学受験なんて!いらんやろ!と正直思っていました。 んが! 小5長男にとって『自習室にまつわるあれこれ』が、勉強以外にも得るものが多いかもな~とも思い始め、これはこれで得るものが大きいとビックリしています。ではまたです! Profile ・ぽに 関西在住。約50平米のマンションに4歳・小2・小4の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共に研究職。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。