見せた打力と好リード 坂倉、先発マスクで奮闘―プロ野球・広島
広島の坂倉が攻守に奮闘し、チームを連勝に導いた。 打っては中盤にリードを広げる2点二塁打を放ち、捕手としては計7投手をリード。DeNA打線に13安打を許しながらも牧のソロによる1失点に抑え、「投手が頑張ってくれたおかげ」と振り返った。 持ち前の勝負強い打撃が戻ってきた。2点リードの五回1死一、二塁で、初球をたたいて右中間二塁打。三回の好機では凡退していただけに、「いい形になってよかった」と喜んだ。 開幕からなかなか状態が上がらず、先発マスクを会沢に譲ることも。そんな中、新井監督から助言を受けた。「監督が見ている感覚を話してもらい、それが自分の中でいいきっかけになった」。12日に今季1号ソロが出ると、16日は3安打2打点。調子は上向いている。 次は前回対戦で3タテを食らった巨人戦。「前回やられているので、三つやり返せるように準備したい」。静かに闘志を燃やした。