会見で笑顔を見せる那須川（撮影・横山健太）

　無敗の格闘家でプロボクシングWBA世界バンタム級3位の那須川天心（26＝帝拳）が11日、東京・文京区の東京ドームホテルで転向5戦目で挑む初タイトル戦に向けた会見に出席した。14日、東京・有明アリーナでWBOアジア・パシフィック同級1位として、同級2位ジェルウィン・アシロ（23＝フィリピン）との同級王座決定戦を控える。　アシロと初対面した那須川にとって今年7月、ジョナサン・ロドリゲス（米国）との世界ランカー対決を3回TKOで制して以来、約3カ月ぶりのリング。「前回はKOしてきて、その勢いと流れを引き続きやってきた。トレーニングもそうですし、普段から練習だけでなく、世間ともしっかり勝負したきたつもり。それをしっかり回収し、必ず良い結果で終わらせたい」と決意を示した。 　会見後の取材対応で、今月上旬、一部週刊誌で金髪ダンサーとの熱愛報道が出たことに言及した。那須川は「ここでやってくるかと。今回は事が順調に進みすぎたんですよ。前回はちょっとスパー（リング）がめっちゃ調子悪いとか、あったんですけど。今回はなくて。よっしゃこのままでと思っていていたら、ああいうのがあって。でも逆に気合が入ったというか。いや、どうしようとか思わない。何回も経験しているので」と初タイトル戦のエネルギーに変えていると明かした。 　深夜に女性付き添いで走っている写真を撮影されたことにも前向きそのもの。那須川は「夜もランニングしている。それはそう。あんなハッピーなことないでしょ、一緒にランニングして」と声をはずませた。親密になった期間が2週間と口にした上で「まだ期間が短いのでどうなるか分からない。早くすっぱ抜かれて。恋人宣言？　いやいやいや、まだ時が経っていないに、あんなに早いのかというのはある。宣言は分からないですけど。真相は闇の中で。ジャブは付き合っています。距離が大事なので」と意味深な発言を展開。 　最後は「明後日、試合ですからね。試合をよろしくお願いします」と“天心流”で取材対応を締めくくっていた。