＜7大世界戦会見＞笑顔の那須川（撮影・島崎忠彦）

　◇プロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦　同級1位　那須川天心＜10回戦＞同級2位　ジェルウィン・アシロ（2024年10月14日　有明アリーナ） 【写真】＜7大世界戦会見＞アシロ（右）とグータッチする那須川 　世界戦7試合を含む2日間興行「PRIME　VIDEO　BOXING　10」の公式記者会見が11日、東京ドームホテルで開かれた。 　ボクシングデビュー戦から4戦全勝2KOの”神童”那須川天心（25＝帝拳）は、興行2日目のセミファイナルのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦でジェルウィン・アシロ（23＝フィリピン/9勝4KO）と対戦。「体調も全てよく、全部整えてきた。あとは明後日の計量を待つだけ。前回KOで倒せた勢いというか流れを引き続きやってきた。トレーニングだけでなく、世間ともしっかり勝負してきたのでそれをしっかり回収して、必ずいい結果で終わらせたい」と初のタイトル挑戦へ意気込んだ。 　「世間と勝負」と語った天心。試合前、情報番組に出演した際、大リーグ・ドジャースの大谷翔平に関する発言が波紋を呼んだ。そのことについて記者から質問が飛ぶと「まずはその前にフライデーなんですけどね」と自ら熱愛報道に言及した。 　今月上旬、週刊誌報道で「金髪ダンサー」との交際が明らかになった。夜のランニングデートする様子が報じられ「いろいろにぎわせています」と舌を出した。心理的な影響については否定しながら「今回ことが順調に進み過ぎていた。前回はスパーの調子が悪いとかはあったが今回それがなくて、このままいける！と思ったら、ああいうのがきた。“ここでやってくるか”みたいな（笑い）。でもなんか逆に気合が入った。何回も経験してるんでね」と自虐で笑いを誘いながら、試合への影響を否定した。 　「あんなハッピーなことはない」と夜のランニングも認めながらも「まだ2週間しか付き合っていないのに、あんな早くすっぱ抜かれた。時が経っていないので恋人宣言は…、真相は闇の中。ジャブは突き合っていますよ、距離が大事なので（笑い）」と話し「試合をよろしくお願いします！」と、笑顔で会場を後にした。