31歳で未婚です。結婚を焦るべきでしょうか?年収は「800万円」あるので独身でも困らないのですが…
31歳で未婚、年収800万円の方の場合、経済的には安定しているものの、結婚を焦るべきかどうかという悩みが生まれるかもしれません。結婚は人生の大きなイベントであり、周囲のプレッシャーや自身の将来像に影響を与えることが多いでしょう。 安定した収入があり、結婚しなくても経済的な不安が少ない場合、年齢を考慮して結婚を視野に入れて行動すべきか、それともこのまま独身生活を謳歌(おうか)すべきか迷うところです。 今回は、全国の未婚人数と未婚率について紹介します。結婚と独身生活の利点についても合わせて見ていきましょう。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
全国の未婚人数・未婚率
総務省統計局の「令和2年国勢調査」によると、30~34歳の未婚人数および未婚率は表1の通りです。
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を基に筆者作成 30~34歳の男性の未婚率は「51.8%」、女性の未婚率は「38.5%」です。男性の方が女性より未婚の方が多いことが分かります。
結婚の利点
国立社会保障・人口問題研究所が令和3年に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」における「独身者調査」の結果によると、男性と女性それぞれが感じる結婚の利点について、割合の多かった上位4つは以下の通りです。 【男性】 1位:精神的な安らぎの場が得られる(33.8%) 2位:自分の子どもや家族をもてる(31.1%) 3位:現在愛情を感じている人と暮らせる(14.9%) 4位:親を安心させたり周囲の期待にこたえられる(13.4%) 【女性】 1位:自分の子どもや家族をもてる(39.4%) 2位:精神的な安らぎの場が得られる(25.3%) 3位:経済的に余裕がもてる(21.0%) 4位:親を安心させたり周囲の期待にこたえられる(18.0%) 結婚を焦るべきかどうかを判断する際には、結婚に対して上記をメリットと感じるかどうかも重要です。結婚は幸せな家庭を築くためのひとつの手段であり、必ずしも全員が同じ目的で結婚するわけではありません。 子どもを持つことを重視する場合や、パートナーとの共同生活を楽しむことを目的とする場合など、人それぞれの結婚観があります。自分が結婚に求めるものを明確にし、それが現在の生活や将来のプランと一致しているかを確認しましょう。