「全米一早い投開票」、ハリス氏とトランプ氏が3票ずつで並ぶ ニューハンプシャー州の町
(CNN) 現地時間5日に投開票日を迎えた米大統領選で、東部のニューハンプシャー州で「全米一早い投開票」が行われ、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領と共和党候補のドナルド・トランプ前大統領はいずれも3票を獲得して同数だった。 【映像】ニューハンプシャー州の町で「全米一早い投開票」実施 投票が行われたのはニューハンプシャー州のディクスビルノッチ。深夜0時に投開票が行われた。この伝統は1960年にさかのぼる。今回の投票には共和党員4人と無申告の有権者2人が参加した。 ディクスビルノッチでの投票は必ずしも最終的な勝者や州の勝者を予言するものではないものの、人口が減少しているにもかかわらず、大統領選での投開票は地元の指導者にとっての成功譚(たん)であり、かつての選挙戦の味わいを求める政治マニアにとってはにやりとさせられるイベントだ。 伝統により、真夜中に投票が始まると、有権者全員が現在は休業中のホテルに集まり、無記名投票を行う。全ての投票が行われると、どこよりも早く集計が行われ、結果が発表される。たいていは有権者よりも記者の数が多い全米でも注目を集める場所となっている。 過去2回の大統領選では、ディクスビルノッチの有権者は民主党を支持してきた。前回の2020年の大統領選ではジョー・バイデン氏が全5票を獲得した。16年の大統領選では7票のうち4票をヒラリー・クリントン元国務長官が獲得。2票がトランプ氏に、1票がリバタリアン党の候補者に入っていた。