工場の管理職になったら「深夜手当」などはつかなくなる?夜勤メインなので役職手当がついても収入は減りそうで心配です...
すべての工場管理者が労働基準法の「管理監督者」に該当するとは限らない!?
工場管理職になると、給与はアップしても「残業手当がもらえなくなる」ことで、労働時間が増えてしまうことを心配する方もいるでしょう。労働時間に収入が見合わないとモチベーションの低下にもつながり、長時間労働で健康を害するリスクも生じます。しかし、すべての工場管理者が労働基準法の「管理監督者」に該当するとは限らない点に注意が必要です。 東京労働局によると、管理監督者は以下にあてはまるかによって判断できます。 ・経営者と一体的な立場で仕事をしている ・出社、退社や勤務時間について厳格な制限を受けていない ・その地位にふさわしい待遇がなされている 役職が上がったとしても、名ばかりで管理監督者にあてはまらない場合は、残業手当や休日出勤手当が支払われなければなりません。管理職に昇進した場合は、職務内容・責任と権限・勤務態様・待遇をよく確認して、自分が管理監督者に該当するか見極める必要があります。
工場の管理者にも深夜手当はつく! 夜勤がなくなったり残業手当がつかなくなったりして収入が減る可能性はあり
工場の管理者に昇進して、労働基準法の「管理監督者」に該当すると、残業手当がつかなくなります。しかし、すべての手当が除外されるわけではなく、深夜手当や有給休暇は一般労働者と同じように与えられます。 工場の管理職へ昇進する際は、夜勤の有無や給与がどれくらいアップするかを確認して、今後の収入の目安をシミュレーションしておくことが大切です。また、すべての管理職が労働基準法の「管理監督者」に該当するとは限らないため、昇進後の職務内容・責任と権限・勤務態様・待遇をよく確認しておく必要があるでしょう。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 結果の概要 (7)役職別にみた賃金 東京労働局 しっかりマスター労働基準法 -管理監督者編-(2ページ、6ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部