物議醸す石破首相の「座ったまま握手」は外務省の大失態! 外交デビューにミソ、元国際情報局長バッサリ
首相の“対応”が波紋を呼んでいる。 南米ペルーで開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が16日(日本時間17日)、閉幕した。第2次内閣を発足したばかりの石破首相にとって、本格的な外交デビューの舞台となったが、どうもミソをつけてしまったようだ。 “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した 新米首相の石破首相は本来、各国首脳に積極的に話しかけ、人間関係を構築することが重要だったはず。ところが、首脳会議の前、各国首脳が談笑する中、石破首相はポツンと椅子に座ったままスマホをポチポチ。かと思えば、手元の資料をペラペラとめくるなど、各国首脳に話しかけることもなく1人でたたずんでいた。 物議を醸したのは、その後だ。マレーシアのアンワル首相や、ペルーのボルアルテ大統領、さらにカナダのトルドー首相が駆け寄ってきた際、石破首相は立ち上がることなく、席に座ったまま握手を交わしたのだ。 ■「日本の恥」がトレンド入り こうした立ち居振る舞いに対し、さすがにネット上では<座ったままの挨拶は失礼ではないか><石破さんは礼儀がわからないのか>といった疑問の声が相次ぎ、Xでは「日本の恥」がトレンド入りした。 これまで石破首相が就いたのは防衛大臣や農林水産大臣、地方創生大臣など。外交経験がほとんどない。経験不足がモロに出た可能性がある。元外務省国際情報局長の孫崎享氏は「周りがフォローするべきだった」と、こう続ける。 「確かに、石破首相の振る舞いは各国首脳に失礼に映ったと思います。ですが、首相は本格的な外交の場は初めてで、身のこなしに慣れているわけではない。そばにいた秘書官が『こうされてはどうですか』と、アドバイスを送るべきでした。私が外交官だった時には、外交の場で首相がどう振る舞うべきかを事前に話し合っていました。こうした打ち合わせをしなかった外務省の失態とも言えます」 しかし、わざわざ相手が挨拶に来てくれているのだから、立って対応するのは人として最低限のマナーのはず。就任以降は衆院選で惨敗するなど、まるで良いことがない石破首相。立つこともできぬくらいお疲れだったのだろうか……。 ◇ ◇ ◇ APEC会場内での石破首相の“ふんぞり返ってニンマリ姿”に野党議員からも苦言が……。●関連記事『【もっと読む】石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS』でも詳報している。