最近は「カフェ」で仕事をするのにハマっています。「1日居座る」場合、どれだけのお金を払えば迷惑にならないでしょうか…?
コロナ禍以降、テレワークなどが増えたことを背景に、カフェで勉強や仕事をする人の姿が増えています。 カフェで仕事をするとき、どれくらいの時間なら滞在して良いのか悩む人も少なくないでしょう。ドリンクなどを注文していれば、1日滞在して仕事をしても良いものなのでしょうか。 今回は、一般的なカフェの滞在時間や利用料金、カフェで仕事をする際のマナーについて紹介します。
一般的なカフェの滞在時間は?
カフェの滞在時間は、どれくらいまでが許容範囲かご存知でしょうか。マナーを逸脱したカフェ利用とならないためにも、ぜひ参考にしてみてください。 ■悪目立ちせずカフェで過ごせる時間は? 株式会社YAYが2023年に実施した「カフェ利用に関する実態調査」をもとに、カフェ利用時の滞在時間を表1にまとめました。
出典:株式会社YAY 「カフェ利用に関する実態調査」より筆者作成 表1から、カフェの滞在時間は30分~2時間程度の方が多いことが分かります。3時間以上滞在する人は3.9%と少なく、3時間を超えると悪目立ちする可能性があると考えられます。 ■1日カフェに居座るなら4000円程度 独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営するJ-Net21の「喫茶店(カフェ・コーヒーショップ)(2024年版)」によると、カフェ利用にかける費用は表2の通りです。
出典:J-Net21 「喫茶店(カフェ・コーヒーショップ)(2024年版)」より筆者作成 カフェを利用したときの費用は、500円~1000円未満が56.9%と圧倒的に多くなっています。ドリンク1杯やモーニング・ランチを目的として、カフェを訪れている人が多いと推測できます。 表1と表2から、カフェで過ごす2時間に対して1000円程度を支払っていると考えられます。1日8時間カフェで仕事をするなら、単純に考えると、4000円程度は支払う必要があるといえるでしょう。
カフェで仕事をするならマナーを守る
カフェでの仕事は、ついつい長居してしまいがちです。近年のカフェは、居心地も良く、普段とは違った雰囲気で仕事ができるため、1日利用したいと考える方も多いことでしょう。 しかし、カフェで仕事をするならマナーを守り、お店や他の来店者に迷惑がかからないよう留意しなければなりません。 ■1人用の席を利用する 1人でカフェを訪れて仕事をするなら、可能な限りスペースの小さな席を選びましょう。 荷物を置きたいからといって4人席を利用すると、他の来店客に迷惑をかけてしまいます。カウンター席や2人席の利用が、大切なマナーだといえます。 ■混雑状況を見て利用する 人気のあるカフェは、モーニングやランチの時間は混雑することが予測できます。店内が混雑してきたら、1人用の席であっても長居を避けた方が良いでしょう。 カフェによっては、「勉強や仕事での長時間利用はご遠慮ください」という張り紙を見かけることもあります。お店側のルールが記載されている以上、ルールを守らなければなりません。 ■利用時間の制限守って利用する カフェの利用時間が決まっている場合は、マナーとして長期滞在を避けなければなりません。 コロナ禍以降、テレワークなども増えたことから、カフェで勉強や仕事をする人の姿が多く見られるようになりました。長時間の滞在は、来店客の回転率を著しく低下させ、カフェの経営に直結します。 そのため、カフェによっては、90分制や120分制の張り紙が増えてきています。 あくまで来店客とカフェの間で結ばれたルールであるため、制限時間を超えて利用しても、法的な問題には問われません。しかし、カフェに退店を求められても居座った場合は、営業妨害で損害賠償金を請求される可能性があるため注意が必要です。
カフェで仕事をするなら2時間程度がおすすめ
カフェで仕事をするときは、ドリンク1~2杯で、滞在時間は2時間程度に留めることがおすすめです。お金を多く支払ったからといって、カフェに長く居座るのはマナー違反です。長時間の滞在は、来店客にも、迷惑がかかる可能性があると認識しておきましょう。 カフェで仕事をするときは、迷惑がかからないよう注意し、ルールを守って利用するようにしてください。 出典 株式会社YAY 「カフェ利用」に関する実態調査 (PR TIMES) 独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21 喫茶店(カフェ・コーヒーショップ)(2024年版) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部