衆議院解散 事実上の選挙戦スタート 静岡県内の活動も本格化
午後1時、石破総理初の党首討論がスタート。立憲民主党の野田(のだ)代表は裏金問題で追及を強めました。 ●立憲民主党 野田佳彦代表: 「結局12人が非公認ということになりました。相当程度非公認と総理はおっしゃっていたと思います。これ、相当程度非公認なんでしょうか。公認される人は30人を超えるんじゃないですか。正確な日本語で言うと、相当程度が公認じゃないですか。(そうだ!そうだ!)もっと正確に言うと、大半が公認じゃないですか(そうだ!そうだ!)私は国民感情から到底理解することはできないと思います(「そうだ!」拍手)ご説明をいただきたいと思います」 ●石破茂総理: 「代表は本当に言葉を大切にされる方だということは長いお付き合いでよく存じております。裏金というのは、私は決めつけだと思っております。(え~!?ざわつく場内)それは不記載ということであって、そのことは本当におわびをしていかなければなりません。私自身、今当選12回でありますけれども2回無所属で戦いました。公認がないことがどんなにつらいことであるかは百も万も承知しております。最終的な判断は主権者たる国民の皆様方にお任せいたします。しかし、私はこれが甘いとか、いい加減だとか、そのようなことは一切考えておりません(与党:拍手 野党:え~!?)」 午後4時から開かれた衆院本会議。林(はやし)官房長官から「紫の袱紗(むらさきのふくさ)」に包まれた解散詔書(しょうしょ)が額賀(ぬかが)議長に手渡されました。 ●額賀福志郎 衆議院議長: 「衆議院を解散します。…内閣総理大臣、石破茂」 ●議場 「バンザーイバンザーイバンザーイ」 ヤジとバンザイ三唱が入り乱れる中、事実上の選挙戦がスタートしました。静岡県内での活動も本格化することになります。
●上川陽子氏: 「自民党の様々な政治とカネにかかる問題で皆さんに不信を抱かせているということについて、これは永田町の論理とそして皆さんの一般の皆さんの意識の間にギャップがあるということを感じておりましたので、まずは対話をしっかりとして、超短期ではございますが、1日1日丁寧にしっかりと取り組んでいきたい」 ●井林辰憲氏: 「もう決まったことですから。しっかり戦って勝ち抜くという、その思いだけです」 Q.自民党にとっては裏金問題などあり、逆風の中での解散となった。それについては? 「これに関しては、やっぱり岸田総理が責任をとってお辞めになったのにもかかわらず、まだ整理できないということに関しては、非常に強い憤りを感じています。政権選択選挙、政権選択解散でいいんじゃないでしょうかね」 ●深澤陽一氏: 「今回、不記載の問題がやはり一番大きく問題になっておりました。これについてはしっかりと反省するところは反省して、しかし、政策はしっかりと進めてまいりたい」 Q.今回の解散に名前をつけるなら? 「出直しというのが一番いいのではないかというふうに感じます」 ●細野豪志氏: 「私にとっては、自民党公認で初めて戦う選挙ですので、非常に厳しい逆風の選挙だと思うんですけれども、しっかり政策を訴えかけていきたいと、そんな気持ちです。私自身の政策は全く変わらないんですよね。外交安全保障は現実的にやっていく、保守の立場でということで、それが野党を離れた理由でもあるんですが、そこを訴えたいと思います」 「ちょっとここで外した方がいいね(バッジを外す)。皆さんの思いをしっかりと託していただけるように頑張りたいというふうに思います」 ●城内実氏: 「私自身、今バッジを外しましたけれども、まだ大臣でありますので、やはり公務を最優先しなければならないこともありますし、創意工夫をすることによって、地元の選挙区に選挙期間中、いることができないということをカバーしていきたいと思っております」 Q.今回の解散に名前をつけるのであればどんな名前をつける? 「そうですね。石破新内閣信任解散総選挙ということではないかなと思います」 一方で、野党は…。 ●源馬謙太郎氏: 「自民党の中のことだけを見た解散になってしまって、大変残念ではありますが、我々は解散してくれないと政権交代は得られませんので、そういった意味ではしっかり受けて立っていきたいなと思います。政治改革を本当に実現できるか。政治不信、政治とカネの問題に決着をつけられるかどうかが今回の選挙だと思います。野田元総理が今日、裏金隠し解散とおっしゃいました。まさにその通りだなと思います」 ●田中健氏: 「石破さん、解散する前にしっかり議論するといって約束をしたんですが、その約束が守られずにこのように急遽の解散になってしまったことは大変残念でありますが、もう解散したならば受けて立つという思いで戦っていきたいと思います。逃げるは恥解散。とにかく説明せずに逃げ切るという解散ではないかと思っています」 次の政権を選ぶ衆議院選挙は、15日公示、27日投開票です。