【これは分かりやすい!】DAIWAベイトリールを使いこなすための「仕組みと基本」を徹底解説!キモは「マグネットブレーキ」
どれも機構に大きな差異はなく、シンプルにキャストできるスピニングリールとは異なり、メーカーごとに独自の構造を持つベイトリールはいささか扱うのが難しい…。そうお嘆きの貴方に送る当企画。案ずることなかれ、どんなベイトリールのセッティングも基本は同じ。各メーカー推奨のセッティング方法をご紹介しよう!今回は日本を代表する釣具総合メーカーであり、マグネットブレーキシステムの元祖ともいえる「DAIWA」ベイトリールの超基本を解説していきます。 【画像】DAIWAベイトリールのブレーキ解説 写真ギャラリー
DAIWAベイトリールは“マグネットブレーキのみ”3タイプ。基本セッティングはすべて共通!
現在発売されているDAIWAベイトリールは、すべてマグネット方式で統一。いずれも磁石とは無接触の電磁誘導ブレーキで、スプールサイドのインダクトローターが磁界に入り込むことで回転にブレーキをかける仕組みとなっている。
マグネットタイプ① エアブレーキ/ピッチングでもフルキャストでも外部ダイヤルで調整の必要なし!
2012年に発売されたベイトフィネス機・T3 AIRで初搭載されて以降、現行機種の多くに採用されるDAIWAブレーキシステムの主軸。 スプールの低回転時にはインダクトローターが飛び出さず、高回転時のみセーフティブレーキが機能。外部ダイヤルで最適値を決めれば、ピッチングとフルキャストで再設定する必要がない、よりバーサタイルな機構だ。 高回転時のみシャフト部のパーツがスライドして、インダクトローターが磁界へと突入。適材適所でブレーキをかける効率的システムは、DAIWA現行モデルの多くに搭載。
マグネットタイプ② マグフォースZ/マグネット無接触の元祖、標準より重めルアー主軸派に!
エアブレーキと同じく可動式インダクトローターを搭載。キャスト前半の高回転時、バックラッシュゾーンのみブレーキをかけ、キャスト後半の伸びを生み出すシステムだ。 スティーズA2やRYOGAなど比較的重めのルアーを扱う機種に搭載。初速の高回転を抑えるのが狙いだ。
マグネットタイプ③ マグフォース/重量級ルアーやPE対応で今もなお躍動するシステム
固定式インダクトローターによって常に一定のブレーキをかけ続けるシステム。ビッグベイトを始めとした空気抵抗の大きなルアーの使用時や、キャスト時にスプール上でラインが浮き上がりやすいPEライン使用時にマッチ。ジリオンTW HDなどに採用されている。 上記3タイプのうち、エアブレーキとマグフォースZは高回転時のみにブレーキが機能するセーフティシステムで、現行モデルの主流を成す。セッティング方法は20段階ダイヤルの基本は7~8が最もシンプルだろう。