【これは分かりやすい!】DAIWAベイトリールを使いこなすための「仕組みと基本」を徹底解説!キモは「マグネットブレーキ」
ベイトキャスティングを快適にするDAIWAテクノロジー
◆TWS T-WingSytem(Tウィングシステム)の大開口部が抵抗なくラインを放出。画像は巻取時のクラッチOFFの状態。キャスト時はONでレベルワインドが前傾して、T型の大開口部がラインを放出。抵抗が少ないためバックラッシュを防ぎ飛距離がさらに伸びる仕組みだ。こちらもDAIWA独自で多くのモデルに搭載。 ◆SVコンセプト インダクトローターの素材差が生み出したストレスフリー機構。SVとはStress free Versatile(ストレス・フリー・バーサタイル)の略語。ブレーキシステム自体の名称ではなく、インダクトローターに採用された新たな素材が、磁界とよりマイルドなセッティングを生み出しトラブルレスを生み出すDAIWA独自のコンセプトだ。 ◆ゼロアジャスター メカニカルブレーキにもう触る必要はない。出荷時の段階で最適値にセッティングされたメカニカルブレーキ。キャスト時に調整する必要はない。万が一、緩んだ場合はスプールにガタが出ない程度に再調整を。
無接触・電磁誘導ブレーキsince1982/ちょっと難しいが理解したいDAIWAマグネット式の真実
現在へと続くDAIWAマグネットブレーキ方式の元祖は、今からおよそ40年前に開発。現在のエアブレーキに至るまで様々な機構が存在するが、いずれにも共通して言えるのは『磁石の引っ張る力を応用したものではない』という事実。ましてや遠心力方式のように摩擦力でブレーキをかけるものでもない。磁界の中で、インダクトローターが回転することで発生する過電流と、回転とは逆方向の力が働く電磁誘導の法則によってブレーキがかかる仕組みなのだ。 DAIWAマグネット式の元祖は名機ファントムマグサーボSS。当時、遠心力ブレーキのみだったベイトリール界に、世界で初めて電磁誘導ブレーキを投入したエポックメイキングなモデルだ。