【NFL】バイキングスで絶好調のQBダーノルドとの対戦に備えるジェッツ
今週末、ニューヨーク・ジェッツの一部のファンは、ロンドンで行われるミネソタ・バイキングス戦を前に、奇妙な心境になっているはずだ。ジェッツが勝利を切望する中、かつてクオーターバック(QB)サム・ダーノルドを固く信じていたそのファンたちは、現地6日(日)にダーノルドがジェッツ時代の姿に戻ることを願わなければならない。
現在のダーノルドはヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルの下で輝きを放っており、タッチダウンパス数(11回)とパサーレーティング(118.9)でリーグトップに立っている。ダーノルドは4試合の成績として、ダンテ・カルペッパー(2004年にタッチダウンパス13回、パサーレーティング126.0をマーク)に次ぐ、バイキングス史上2位タイのタッチダウンパス数とパサーレーティングを記録している状態だ。
ダーノルドはシーズン最初の4試合でそれぞれタッチダウンパス2回以上、パサーレーティング100以上を記録した7人目のQB(合計で10回目の例)となっており、これまでの9例のうち5例の選手が、そのシーズンにAP通信NFL最優秀選手賞を獲得している(2007年のトム・ブレイディ、2011年と2020年のアーロン・ロジャース、2013年のペイトン・マニング、2016年のマット・ライアン)。その他には、ライアンが2012年、ブレイディが2015年、ラッセル・ウィルソンおよびジョシュ・アレンが2020年に同じ快挙を成し遂げてきた。
ダーノルドが在籍していた頃からジェッツに所属している数少ない選手の1人であるノーズタックル(NT)クイネン・ウィリアムスは、ダーノルドのキャリアの好転を高く評価している。
『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』によると、ウィリアムスは月曜日に「彼は素晴らしい仕事をしていると思う」と語ったという。
「彼は今、とてつもなく良いプレーをしている。大活躍して、素晴らしいプレーをたくさん見せている。俺はここで数年間、彼と一緒に過ごしたから、対戦できるのはすごく楽しみだ。素晴らしい挑戦になるだろう」