【NFL】バイキングスで絶好調のQBダーノルドとの対戦に備えるジェッツ
2018年ドラフト全体3位で指名されたダーノルドは、ジェッツ時代に13勝25敗の成績を残した。伝染性単核球症を患ったことをからかうジョークが飛び交い、“幽霊が見える”という発言がミームとなり、散漫なプレーしかできなかったジェッツでの3シーズンは、ダーノルドにとって悲惨なものだっただろう。その後、ダーノルドはカロライナ・パンサーズに移籍し、2シーズンで17試合に先発出場した後、昨季はサンフランシスコ・49ersでバックアップを務めた。
そして今、ダーノルドはミネソタで生まれ変わっている。
オコンネルHCのQB重視のシステムにおいて、ダーノルドは以前よりもポケット内で冷静さを保ち、(見逃されたものもあったが)ミスも少なくなり、落ち着いてパスを配分しているように見える。このシステムで解決策を見出したダーノルドが、強力な腕力を発揮する場面もあった。
日曜日の試合は過去50シーズンの中で、ある先発QBがドラフトされたチームとの対戦に4勝0敗以上の成績で臨む3回目の試合となる。過去2回の例は、マニングが挑んだインディアナポリス・コルツ戦だ。殿堂入りを果たしたマニングはその2試合に敗れたものの、どちらのシーズンもデンバー・ブロンコスをスーパーボウルに導いている。
ジェッツのラインバッカー(LB)クインシー・ウィリアムスは復活劇についてよく知っている選手だ。クイネンの兄であるクインシーは、2シーズンを過ごしたジャクソンビル・ジャガーズからカットされた後にジェッツに加入し、オールプロに選出されるほどの成長を遂げている。
「もし君がセカンドチャンスを得て、それを最大限に生かせるような人なら、それは素晴らしいことだ」とクインシーは話している。
「中には“それはチームのせいだ”と言って、自分自身を見つめ直して“よし、どうすればもっと成長できるか、どうすれば次のチームで活躍できるか、どうすればこのチームで目立てるか”と問いかけない人もいる」