レオパレス会見、社長が辞任(全文5完)じくじたる思い
次期社長を引き受けた気構えを教えてほしい
朝日新聞:最後もう1点、ごめんなさい、宮尾さんにお伺いしたいんですけども、ある種この厳しい環境の中で、こうした社長を引き受けるというふうに決断された気構えといいますか、お気持ちというのはどういうところがあるのかというのを教えていただけますでしょうか。 宮尾:そういう意味では、私どもが提供しておりますのがワンルームのアパートではございますが、生活のある意味、必需品、インフラのものでございますので、そういう世の中の社会基盤を担っているという自負を持っております。その自負がまだ100%、今、できない状況というのはじくじたる思いがございますが、これは私個人というわけではなくて、従業員、携わっている従業員が皆、同じ感情を持っていると信じております。 ですから本件につきましては私個人だけではなくて、従業員のみんなと意識、ベクトルを合わせてこの難局を乗り切って、もう一度レオパレスというのを、物件を入居者の方々にご利用いただくような形を早急に仕上げてまいりたいというふうに思っているものです。 朝日新聞:ありがとうございます。
深山社長のあいさつ
深山:最後に、あらためまして、当社とお取引をしていただいてるオーナーさまをはじめ、入居者の皆さま、それから当然ながら株主の皆さまに多大なご心配をお掛けする結果となりました。ただ、今後、引き続き宮尾体制の中で、物件の調査と、それから補修工事を行う、これを全社で一丸となって全力を挙げて早期に解決したいと思っておりますので、ひとつ、今回の件は本当に申し訳ないという思いとともに、早く実現させていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。ありがとうございます。 (完)【書き起こし】レオパレス社長が会見 退任を発表