レオパレス会見、社長が辞任(全文5完)じくじたる思い
退任はいつ決断したのか
朝日新聞:たびたびすいません、朝日新聞の高橋です。よろしくお願いします。深山社長に伺いたいんですけれども、今回の退任をいつの時点で決意されて、そして後任の宮尾さんにそのことを、後任をお願いしたいということをいつ、どのような形でお伝えしたかというのを教えていただけますでしょうか。 深山:ゴールデンウィーク前だよね。 宮尾:そうですね。 深山:全棟調査をしている中で、やはり私が社長になってからのものについても不備が見受けられるという状態がはっきりしてまいりましたので、それで私もそこの部分については、ほとんどないとは言いませんけども、正直言いまして幾つかはあるんだろうなと。人のやることですから、あってはならないんですけど、そういうふうに考えておりましたけど、やっぱり一定の範囲内で出てきているということに対してましては責任を重く感じました。 それを踏まえて、ゴールデンウィーク前に社外取締役とそういったことについて、これからの体制をどうするかという点で率直な意見を、意見交換差し上げまして、最終的にはゴールデンウィーク明けにもう1回話をしまして決断したという次第でございます。以上です。 朝日新聞:もう1点お聞きした、どういう形で後任、任せることを宮尾さんにお伝えしたかっていうのも併せて教えていただけますでしょうか。 深山:これも最初に申し上げましたとおり、社外取締役と、私が退任するのであればということでゴールデンウィーク前に、当然ながら、ただ退任ということだけじゃ済まされませんので、あとは社外に考えてくれということでもございませんので、いろいろと相談させていただいてご意見を交換しながら、宮尾が一番適任ではなかろうかということで、ゴールデンウィーク前はそういう流れで来ていました。明けていよいよ、それをもう1回きちっとゴールデンウィーク明けに話し合いましょうという中で宮尾に決めたということでございます。 当然、社外の意見も頂戴しながら、社外も宮尾さんでいいんじゃないか、適任であるという判断をいただきましたので、それで決定させていただきました。