ワークマンの「超撥水」を超える「プレミアム超撥水」のこだわりの機能を徹底解剖
ワークマンが2024年秋冬から新たに展開している「Xシェルター」は、「非常に寒さを感じにくい服」として発売前から大きな話題になったが、先日開催されたワークマン2024年秋冬新製品発表会では、「Xシェルター」以外にも斬新な機能を備えた製品が多数発表された。 今回は、その中のひとつである「プレミアム超撥水」シリーズの開発に携わった、株式会社ワークマン製品開発第6部チーフバイヤー羽倉優太朗さんに、ワークマンの公式アンバサダーの山田耕史が、開発にまつわるエピソードを伺った。
100回の洗濯に耐える撥水生地
山田耕史(以下、山田): ワークマン製品を日常的に愛用している自分にとって、撥水は身近な機能です。たとえば、僕が開発に関わった「超撥水シェフパンツ」はその名の通り「超撥水」という機能を備えていますが、この「プレミアム超撥水」とはどのような機能なんでしょうか?
羽倉優太朗(以下、羽倉): 言葉であれこれご説明するよりも、このPOPを見ていただいたほうが早いかもしれません。
山田: 読み上げるのも大変ですね(笑)。1:生地耐水圧・透湿度 2:摩擦耐久性 3:防風性 4:UPF50+ 5:軽量 6:超撥水 7:抗菌性 8:静音性 9:マルチケア 10:ベンチレーションと、まさに機能のオンパレードですが、やはりこの中でも「超撥水」が一番のウリということでしょうか。
羽倉: そうですね。この「プレミアム超撥水」シリーズは、これまでのワークマン製品を圧倒するくらいの撥水力を実現させるため、世界最高レベルの撥水技術薬剤メーカーと5ヶ月以上にわたってやり取りを続け、開発しました。ワークマンではこれまでさまざまな撥水機能を備えた製品をご提供してきましたが、その集大成と言える製品に仕上がったと自負しています。 山田: これまでの撥水アイテムと具体的にどういった違いがあるのでしょうか? 羽倉: 撥水力の耐久性が大きく違います。これまでワークマンでは50回の洗濯に耐えられるレベルのものを「耐久撥水」と称していましたが、今回の「プレミアム超撥水」はその倍、100回の洗濯にも耐えられます。 今秋冬発売する「プレミアム超撥水ソフトシェルトレックフーディ」と「プレミアム超撥水ソフトシェルトレックパンツ」はどちらも2,900円ですが、この価格帯でこれだけの耐久撥水力を備えた商品は他にはまず存在しない、オンリーワンの製品ではないかと思います。 また、耐久性だけでなく、撥水力そのものもかなりのレベルです。