性交痛や、かゆみの原因に...!冬のデリケートゾーンは「乾燥問題」の見直しが必須
3. 膣レーザーに頼る
前項で運動をおススメしましたが、どうしても無理とおっしゃる方には「膣レーザー」がおススメ。いろんな膣レーザーがありますが、私が乾燥対策で愛用しているのはCO2フラクショナルレーザー「モナリザタッチ」。粘膜に一時的なダメージを与えることで、そこを修復しようと血流が寄り新しい細胞が増えていきます。継続がおススメですが、1度でも乾燥感がピタっと止まる人もいるので試す価値は大。全国に導入クリニックが増えてきたのでピンときたクリニックでぜひ相談を。
4. 女性ホルモンの値を測ってみる
女性ホルモン「エストロゲン」が減少すると、デリケートゾーンの粘膜は薄くなり膣も外陰部も乾燥感も強くなります。ホルモン=更年期の悩みと思われがちですが、若い世代の女性でもピルの長期使用や痩せすぎ、強いストレスを受けてもおこることが。洗いすぎを止めても保湿しても乾燥が止まらないなら、婦人科の血液検査で女性ホルモン値を測ってみては。女性ホルモンそのものを補充する治療もありますし、漢方やライフスタイルの見直しなどいろんな手段を講じられますよ。
5. 病気を疑ってみる
肘やひざ下にかゆみや皮むけがおきたとしても「やだ、保湿しなきゃ!」で済ませられますが、デリケートゾーンがかゆい場合はちょっと待った。その他の病気が潜んでいる可能性があります。ナプキンや尿漏れシートの摩擦でおこる接触性皮膚炎、真菌によるカンジダ膣炎や原虫が原因となるトリコモナス膣炎など、性病に身に覚えがあろうが無かろうがかゆみがあるなら早めに婦人科で診察を。1~2回で治療できるものが殆どですから、さっさと解決しちゃいましょう。 顔に置き換えてみれば分かる通りデリケートゾーンの乾燥はその部分のシワ、たるみ、毛穴の開き、黒ずみなどすべての老化現象に繋がります。 やはり乾燥対策はとっても重要。しっかり手を打ち、いついつまでも「眺めてうっとり」なデリケートゾーンを目指しましょう。
Harper's BAZAAR JP