兵庫県知事選、敗れた清水氏 「SNSの世界は何が本当で何が噓かつかみにくい…」
パワハラ疑惑などを文書で告発された斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選は17日、県内各市町で投票が行われ、前職の斎藤氏が再選を確実にした。無所属で前参院議員の清水貴之氏(50)は午後8時すぎ、神戸市中央区の選挙事務所で支援者らを前に、「この半年間兵庫県政が混乱し、これを刷新していきたいと訴え続けたが力不足だった」と述べた。 【写真】やまない斎藤コール。大歓声の事務所前で喜びあう支援者ら 清水氏は「県民の関心が非常に高いと街を回っていて感じた」と説明。斎藤氏が交流サイト(SNS)を巧みに活用して支持を広げた選挙戦を振り返り、「SNSの世界は、何が本当で何が嘘かをつかみにくい。ある意味、判断材料が読み取りにくいと思った。時代の流れだが、私自身もSNSを駆使した選挙戦に対応できていなかった」と話した。 また、当選を確実にした斎藤氏に対しては「選挙が終わればノーサイドという気持ちで、ぜひ素晴らしい形で兵庫県を前に進めてほしい」と要望した。