宮根誠司（2020年12月撮影）

　宮根誠司（61）が17日、キャスターを務めるフジテレビ系「Mr．サンデー」（日曜午後10時）に生出演し、17日の兵庫県知事選で再選確実となった無所属の前職斎藤元彦氏（47）の選挙戦でのSNSの役割について持論を語った。 【写真】女優２人の横で嬉しそうな斎藤知事 　番組では、斎藤氏が選挙戦終盤、SNSで支持を伸ばしたことも紹介。宮根は「僕が思うのは、大手のメディア、例えば我々テレビ局、それから新聞社。これが報じないものを、ネットが報じてくれている。SNSが教えてくれている、知らせてくれている、という流れの、うねりというのがウワーと来ましたよ」と切り出した。ゲスト出演した、東京都知事選で15万票超を獲得したAIエンジニア安野貴博氏も「既存のマスメディアのあり方も、かなり考えなくちゃいけないと思うんですよ」と指摘。元兵庫県明石市長で弁護士の泉房穂氏も「特に選挙期間中にテレビの報道がピタッとなくなる中で、情報が欲しい方がSNS、ネットに情報を取りに行きますから、やっぱりテレビはもっとしっかり報道した方がいいかな、と私はあらためて思いますけどね」と語った。 　安野氏も「知りたいことに対して真っ二つの、まったく違う見解がネット上であって、これを信頼できるメディアが、ここについてしっかり調査して報道する、みたいなことがあれば、もしかするともっと分断が少なくなっていたかもしれないわけで、メディアの果たせる役割は、非常にあると思いますね」と補足した。 　斎藤氏は、県内の市長22人の応援を受けるなどした元尼崎市長稲村和美氏（52）ら、無所属6新人を破り再選を確実にした。