有馬記念で見られた「素敵な授業参観」 スタート直後から生まれた親子の構図に反響「泣ける」
第69回G1有馬記念
中央競馬の総決算となる第69回G1有馬記念(芝2500メートル)が22日に中山競馬場で行われ、戸崎圭太騎乗の5番人気レガレイラ(牝3・木村、父スワーヴリチャード)がハナ差の大接戦を制し、3歳牝馬としては64年ぶりの優勝という快挙を成し遂げた。日本中央競馬会(JRA)は4着ベラジオオペラ(牡4・上村)のジョッキーカメラの映像を公開。「父の背中を追いかける」というレースに終始した内容に、ネット上のファンから「ずっと追いかけてて泣ける」「こんな素敵な授業参観ない」といった声が上がっている。 【動画】「こんな素敵な授業参観ない」 横山和生騎手が父の背中を見続けてレースを進めたジョッキーカメラの映像 逃げ馬不在でスタートから先頭に立ったのは、56歳横山典弘騎手が手綱をとる今年の日本ダービー馬・ダノンデサイル。逃げの手も予想された息子の横山和生騎手のべラジオオペラは3枠5番から好発を切り、2番手という隊列になった。くしくも実現した“横山家ライン”。和生は父の直後でレースを進め、3コーナー過ぎからのペースアップにも食い下がった。結局、最後まで父の背中を見たままで終わり、最後の直線ではレガレイラとシャフリヤールの2頭にかわされて4着だったが、4月のG1大阪杯覇者としての力は十分に示した。 JRA公式YouTubeチャンネルはベラジオオペラのジョッキーカメラを公開。ネット上のファンからは「ずっと父親の背中追いかけてて泣ける」「父親の背中が色々な意味で大きい」「尊い過ぎませんか?こんな素敵な授業参観ない」「終始父の背中を追っていたん感がある内容だった」「息子に背中を見せ続ける父とか最高やん」といった親子の絆に感動する声が上がった。 一方では「ハナ主張し合ってたの親子なんだよね ペースメーカー譲る気もなくて お前の好きにはさせないぞって意地が見えた気がした」「息子に負けてたまるかという親父の気迫」「ハナに立とうと思ったら内から1頭来て『お、親父!?』って和生もビビったのでは」など、勝負の世界の厳しさを感じたファンも多かった。
THE ANSWER編集部