働きながら「年180日ホテル暮らし」彼が辿り着いた“心地のいい生活”。ウェブエンジニアの仕事と趣味の両立
仕事が終わって帰宅したら疲れて何もできない──。そんな人がいる一方で、時間、体力、お金をやりくりしながら趣味に没頭するビジネスパーソンがいる。彼らはなぜ、その趣味にハマったのか。どんなに忙しくても、趣味を続けられる秘訣とは。連載 隣の勤め人の「すごい趣味」では、仕事のかたわら、趣味をとことん楽しむ人に話を聞き、その趣味の魅力を深掘りする。 【写真40枚を見る】絶景眺められる温泉に、ラグジュアリーなプールも。ホテルマニアのジョーさんが国内外で泊まったホテルの数々 ■海外でも国内でも「ホテル暮らし」 マリオット、ハイアット、ヒルトン、IHGホテルズ&リゾーツ、三井不動産ホテルマネジメント、ロイヤルパークホテルズ、カンデオホテルズ、ドーミーイン──。
これら名だたるホテルチェーンの国内ホテルを全軒制覇し(2024年9月現在)、ホテル好きの人たちの注目を集めるジョーさん。ホテル巡りの様子を自身のXにもつづっている。 2018~2019年の2年間をほぼ海外で過ごし、2020年のコロナ禍以降は国内中心に旅を続けてきた。 2年間の海外旅行中は文字通りの「ホテル暮らし」だったが、いまも年間180日ほどはホテルに滞在する生活を送っている。冒頭のホテルチェーンを含めて、ジョーさんがこれまでに訪れたホテルは国内だけで500軒にのぼる。
そんなジョーさんは、フリーランスのウェブエンジニアだ。「以前は会社員で、特に海外旅行好きなわけでもなかった」そうだが、なぜフリーランスになり、ホテルを巡るようになったのか。 ジョーさんのこれまでと、ホテル巡りの魅力について聞いた。 【写真40枚を見る】絶景眺められる温泉に、ラグジュアリーなプールも。ホテルマニアのジョーさんが国内外で泊まったホテルの数々 ジョーさんは新卒で外資系IT企業に就職。その後脱サラし、代理店販売業を営んでいた。しかし、昼夜も曜日も関係ない働きづめの生活に疲れきってしまう。「一度、自分のやりたいことに時間とお金を全部つぎ込んでみよう」。そう決心したジョーさんは、1年ほど食うに困らないお金を手に、片道切符でヨーロッパへと飛んだ。