今アツい!? 東南アジアの音楽シーンが気になる! 人気のアイドルは?
ネクストブレイクは、カンボジア!?
水月「僕が今、東南アジアの中で一番気になっているのがカンボジアなんですが、ここもグループというよりはソロアーティストの方が人気なんですね。特に、RABEE(ラビー)というアーティストはすごくカンボジアらしい曲をリリースしていています」 編集「リズムがポクポクしてますね」 水月「これもサイヨー寄りの曲です。他にもカンボジアはラッパーのVANNDAが世界的にも注目されているので、ヒップホップシーンも熱いです」 松田「カンボジアはまだ行ったことがないんですが、ユースカルチャーはどんな感じなんですか」 水月「人口構成を見ても若い世代が多くて、昨年、カンボジアを訪れたときも、クラブがたくさんあって、ストリートカルチャーが盛り上がっていました。カルチャーに関しては他の国と同じような感じです」 松田「日本でカンボジアを体感できるところはありますか」 水月「カンボジア・フェスティバルなどのイベントがありますが、これから増えて来るんじゃないかと思います。今、日本に来るカンボジアの人が増えてるんですよ。技能実習制度での来日だと思いますが、神奈川、愛知、茨城、熊本あたりで増えています。それから、日本人でカンボジア式の音楽をやっているクマイルスというバンドもあります」 松田「日本からのアプローチもあるんですね!」 編集「そういえば、数年前にバービーさんもインドネシアの歌姫になるとインドネシア語の曲をリリースしてました」 水月「日本を含めた話だと、AKB48グローバルプロジェクトから、Quadlips(クアドリップス)がデビューしました。これはSKE48、JKT48、BNK48、MNL48から1人ずつ選抜されたチームで、バンコクを拠点に活動しています」 松田「K-POPというか、アメリカのティーンポップな曲調ですね。アイドルの世界戦略もどんどん多角化して面白いですね」 水月「XGもアジア全域で人気ですし、新しい学校のリーダーズも88rising経由でフェスや海外ツアーも行っています。日本からも世界を目指す傾向はどんどん強くなっています。僕もそろそろタイに移住するので、現地のフレッシュな話題をお届けできたらと思っています」 松・編「え、移住ですか! 現地の情報をお待ちしています!」 【プロフィール】水月 DJ・アジア音楽研究家。中央アジアのカザフスタンやキルギス、タイ、ベトナム、中華圏、韓国、日本などのアイドルとヒップホップを中心に、オールジャンルの音楽に精通。SNSで音楽情報を配信中。 Text:Miho Matsuda Edit:Yukiko Shinto